はじめまして。
エターナルリンク代表、羊毛フェルト作家のあづまゆきこです。
私がチワワの造形に目覚めたのは、ロングコートチワワの魅力を教えてくれた4本足の愛娘との出会いから。
我が家に迎えた最初の娘犬、ロングコートチワワの愛ちゃんは生後2~3カ月くらいの仔犬時期には、ふかふかの毛に包まれて何とも愛くるしかったのです。
しかし、大人の毛に生え変わるための換毛期に入ると、ふかふかだった毛が抜け落ち貧素な姿に!
やがてゴージャスな飾り毛が生え揃い、美しい成犬へと変貌を遂げるのですが、その成長していく様は、まるで「醜いあひるの子」を思わせました。
愛ちゃんを迎えてからは、「この子の姿を残したい!」と思うようになりました。
その頃の私は、樹脂粘土で花びらを一枚一枚再現してお花を作っていましたが、樹脂粘土ではロングコートチワワ特有の美しく柔らかな飾り毛の表現が出来ないため、犬の肖像画を描き始めました。
そして、練習でお友達のワンちゃんを描いている最中、その子が突然亡くなったという知らせを受けたのです。
もうすぐ絵が完成するというのに、とても悲しく、残念な出来事でした。
急いで絵を仕上げてフレームに納め、深い悲しみの中にあるお友達にプレゼントしたところ、私の目の前で絵を壁に飾り、微笑みながら「どこから見ても、あの子が笑いかけている」と喜んでもらえました。
この瞬間、「私の作品が少しでもペットロスの助けになればいいな」という思いが生まれたのです。
その後、このお友達が新しい家族を迎えたのは言うまでもありません。
しかも、2匹も!
その後、羊毛フェルトとの出会いにより、これだったら、柔らかな飾り毛や毛並を表現が出来ると思い、羊毛フェルトで犬を作り始めました。
最初に手掛けたのは、もちろんロングコートチワワ。
そして、いくつかの犬種を手掛けていくうちに「チワワを極めたい!」、「チワワ造形の技術を向上したい!」という思いが強くなり、チワワ専門の羊毛フェルト作家になりました。
仔犬の成長は早く、また、私たち人間に比べると寿命も短いため、その愛くるしい姿は写真や記憶の中だけに留まります。
しかし、立体で造形する羊毛フェルト作品は、写真や絵と違い、その記憶をより鮮明に蘇らせることができるのです。
成長段階に合わせた姿をインテリアとして飾ることにより、「こんな時期もあったね」と思い出を振り返る事ができます。
また、生きているうちにその子の姿を残すことによって、将来、愛犬を亡くされたときに少しでも皆様のペットロス予防につながればと考えます。
~ 理念 ~
愛犬が元気なうちにその姿を残すことにより、旅立った後の喪失感の軽減、ペットロスへの癒しに貢献します。